詩人:彼方 | [投票][編集] |
となりには、いつも君がいた…。
楽しくて笑ったときも、嬉しくて喜んだときも、悲しくて泣いたときも…いつも君は、となりにいて僕にほほ笑んでくれていた。そんな君は、まるで僕の天使だった…。
だけど、いつの間にか僕のとなりには天使の笑みも、なくなっていた…。
僕の目の前には、純白の羽根が飛び散っていた。天使は折れた羽根で最後の力を振り絞って、天界に帰って行った。
「ありがとう」と、僕に一言残して。悲しくはなかった。むしろ、悔しかった。僕が君の天使になれなくて…。だから今度、君が帰って来る時は僕が君の天使になる…