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山崎 登重雄 の部屋


[21] I'm HOME
詩人:山崎 登重雄 [投票][得票][編集]

コンビニの駐車場に叩きつける雨

跳ね返る飛沫を風が操る

目の前で踊る紋様がオーロラみたいで

買ってきた対人ガソリンをちびり舐めては

鎮まるはずのない今をほんの少しやり過ごす


昨日チャットに書いた

自転車ごと飛ばされたら再現できるかも

スピルバーグの映画のワンシーンみたいに

なんて現実はこれでもかって大嵐で

まして異星人なんて積んでないよ前かごに


雨が怖いなんて路上生活以来だ

それでも眺めていられるのは酒の力か

君が家で待ち焦がれてるからかのどっちだろう

行く手を阻む台風を僕の思考で阻み返す

地球はでっかいテーマパークだ風なメルヘン


一年365日・地球人の日フリーパス

今夜は特にCGなんて思えないほどスリリング

普段はのんびり君に恋してファンタジー

こんなアトラクションが日替わりで365日

一度は行ってみたいなネバーランド


カップの残りを飲み干して体を温めたら

勢い付けて漕ぎだす僕も風

所詮18号の飛ぶ鳥を落とす勢いに勝てません

繊維どころか細胞の中まで水分な帰り道

自転車なのにポリバケツに追い抜かれて帰る


ただいま僕と共に歩んできた家

ただいま寂しくて点けたままの明かりとTV

ただいま未だに褪せない母の温もり

ただいま新しい家族

ただいま僕の詩

2014/07/05 (Sat)

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