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山崎 登重雄 の部屋


[221] D THE LAST ANSWER
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


この世の果て
扉からこぼれる詩人の光と陰

伝承の鍵を持たない僕は
隙間からこぼれる詩人の咆哮に魂を奪われた

詩いたい! 叫びたい!

赦されずとも末裔の誇りを胸に

紡ぐのだ! 綴るのだ!

詠唱をくりかえし 新しい魂を報芽させ
扉に触れたのに 今開け放ったのに

ここはどこだ

なにもない

あの光と陰は
あの感嘆と賞賛のスコールは
あの艶やかな咆哮は

なにひとつない

この扉を境に何が変わるだろう
天地か死地か

いや 歩もう このままに
詠唱をくりかえし また歩もう

2009/11/27 (Fri)

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