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山崎 登重雄 の部屋


[225] H 日はまた昇る
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


螺旋に記された遺伝子
大いなる記憶は 連綿粛々

時代を借りて次代に流れ
寸分違わず 約束を遂行す

この星に爪を立て
ささやかな売名行為か

悲恋の仇を討つべく
虚しと放つ時の卵か

答えなど
瞬きの間に意味を失う

さらば涙よ
されど涙さ

明日来る明日に
風に吹かれて笑ってやろう

日はまた昇る
それでいいのだ

2009/11/28 (Sat)

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