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山崎 登重雄 の部屋


[261] 流転詩J TOBACCO
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


火をつけて 吐き出して 
灰が落ちていくような 恋

合法の落とし穴 理性の名の下に

あなたの胸の内 ためらいもなく
火をつけられた 吐き出すほどに

落ちて行くわたし 恋なんて
紙切れに縛られて 理性なんて

あなたをこの手で 破いてみたい

手のひらから 紙片が舞い散る
枯葉より渇いた 無音の世界

風に舞いながら 飛びたてれば
行き着く先もあるのだろうけど

火をつけて ほんの暫くの間だけ
何も考えたくない時間が欲しい

合法の落とし穴 分かっているから

チェーンスモーキン あなたを切らさない


握りつぶした空き箱の数だけ

揉み消した吸殻の夥しい呪縛が


くすぶり続けてる あいまいな残り香で

2009/12/06 (Sun)

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