詩人:山崎 登重雄 | [投票][得票][編集] |
ほら、ちゃんと片付けなさい!
昔からよく言われてた
いまだに片付かない
たくさんの彼女の思い出
どこを切っても金太郎飴
君がイッパイ詰まっている僕と
僕の暮らす毎日の中で
君を片付けることが出来なくて
詩を綴りながら
ドライアイで目薬を手に取る
怖がる君に膝枕してあげて
大丈夫・大丈夫と宥めては
目薬を点してあげたっけ
思い出すとほら 使わずに済むんだ
空っぽの目薬 いまだに置いてある
片付かない理由がちゃんとある
こんな毎日が転がってて
こんな毎日が片付かない
片付いちゃった君と
片付かない僕の毎日
[前頁] [山崎 登重雄 の部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -