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山崎 登重雄 の部屋


[273] 言霊の深:さてね
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


好きなのかな きみのこと
愛してるかな きみのこと

選んで なくてはならない
距離 早く慣れなくちゃ

きみを想う気持ちに 今夜も降りてくる不安に
綴り続ける自己暗示と 啓示と 告発を 

冷静にかき混ぜても残るカップの底 甘さはくどく
余分な何か その何かだけがいつも溶け残って

分かってるならもっと砕けようがあるのに

バス停にはすでにたくさんの僕が並ぶ
乗り切れるかな 次のバスまで待つのかな

来ないバスを待つって愚かかな
あれからきみ行きは通らないけどまた並ぶ

自分にしか停留所がない皮肉
待ってないで行こうかなって思うけど

さてね

2009/12/10 (Thu)

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