詩人:山崎 登重雄 | [投票][得票][編集] |
サイクロン掃除機みたいな風が
空を隅々まで磨いていった
雲ひとつない満天の星空
月は真上に凛として
頭上の笑顔に身を任せて
チキンは空を飛びたくなった
羽ばたきはしないけど
風を追いかけてみる
愛車を思い切り走らせた国道
ノンストップのコースレコードだ
正直… 星にならなくてよかった
少し膝が笑ってるけどチキンはご満悦
CDの代わりに借りた時間を返しながら
ゆっくりとゆっくりと帰る
肩を並べた風に名前を聞き忘れた
今度逢ったら教えてもらおう
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