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山崎 登重雄 の部屋


[297] 深: BADMAN BLUES
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


悲しみの声で扉が開く
虚勢の翼が舞い上がる

もう鳥じゃないと
羽の色を棄てて
もう獣じゃないと
体の色を棄てて

見つけた獲物は
アスファルトに浮かぶ
冷たいゼブラ


悲しみの歌で扉を開く
虚勢の言葉を紡ぎ上げる

もう誰も信じないと
心の色を棄てて
もう誰も愛さないと
男の性を棄てて


昼も夜も闇
ぶらさがっては
逆らい続ける愚かな毎日

嘶きもしない
動くはずもない
冷たいゼブラに跨る影


愚かなBATMAN
愚かなBADMAN

泣き言のBLUES

2009/12/14 (Mon)

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