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山崎 登重雄 の部屋


[324] 聖なる夜
詩人:山崎 登重雄 [投票][得票][編集]


サンタを信じていた幼き日々が愛しい

見慣れた背中に夢は薄れた現実

何度か自らがサンタとなった

僕と同じ思いを 子等もしたのだろうか


クリスマスツリーに胸躍る

DNAに揺るぎなき記憶が息衝いているんだろう


拝啓、サンタクロース。

一度だけ、本当のあなたにお会いできませんか?


目を閉じて静かに眠りまっています

あの頃のようにやさしく微笑んで

父と母が僕の枕もとに現れますように


見慣れた背中が

やさしい手のひらが

ふぞろいなメリークリスマスのささやきが

一番欲しいプレゼントです



ツリーには

ふわふわの母の愛と

にぎやかな父の愛を

好きなだけ飾り付けて

世界中に灯るキャンドルの

その願いを少しずつ僕に下さい

ただ やすらかに

そう祈りたいのです



      ‐僕の空に輝く 父と母に捧ぐ‐

2009/12/23 (Wed)

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