上目遣いに上半身目を伏せれば下半身不器用に繋がれた一枚のヒフ不毛も無毛もなぞる指先いい加減起きろよされる前に眠っちまえよ握りしめた手のひらで負ける気がしない夜更けに未来を扱く勝てる気がしない夜明けに未来を扱く愛する名前を叫びながら放物線の先で迷子が泣いた
[前頁] [山崎 登重雄 の部屋] [次頁]