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山崎 登重雄 の部屋


[413] 扉@風の詩: 甘噛み
詩人:山崎 登重雄 [投票][得票][編集]


恋愛は二種類ある
惚れるか惚れられるかだ

それはつまり
食うか食われるかで

愛しき者ほど
誰かに食われていて終わる

僕もとっくに
あなたに食べられてしまった

ただあなたは
食わず嫌いな人だからね

かじられた心
ぬるい風が撫でるだけ

笑顔の数だけ
甘い歯型が増えてゆく

器用なほどに
あなたをのこして

呆れるほどに
あなたをのこして

2010/06/19 (Sat)

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