純粋な幼心のままに残酷な鬼の役目で薄目で数え続けている捕まえたいのは君視界の隅に姿を追い夕映えの後ろ髪翻したスカートの裾足音の先茂みに覗く子悪魔な笑み君が黙って帰ってしまってももうすっかり闇に包まれてもやがて朝が訪れても薄目で数え続けているほら夕映えの真っ赤なままに心に抱いて僕はここを動けずに
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