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山崎 登重雄 の部屋


[515] BBS: 公園
詩人:山崎 登重雄 [投票][得票][編集]


純粋な幼心のままに

残酷な鬼の役目で

薄目で数え続けている

捕まえたいのは君

視界の隅に姿を追い

夕映えの後ろ髪

翻したスカートの裾

足音の先

茂みに覗く子悪魔な笑み

君が黙って帰ってしまっても

もうすっかり闇に包まれても

やがて朝が訪れても

薄目で数え続けている

ほら夕映えの

真っ赤なままに心に抱いて

僕はここを動けずに

2010/07/27 (Tue)

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