詩人:机上の空論 | [投票][編集] |
何にも動じないから
何にも感動したくない
そう願う方が人生楽なのよ。
悲しむから辛いの。
楽しむから辛いの。
ね。
よくもう一度考えてみて。
悲しくて悲しくて
絶望に悩まされるでしょう?
楽しくて楽しくて
でも終わった時辛いでしょう?
だったら最初から思わなきゃいいの。
色だったら黒が似合うかしら。
何にも染められない漆黒の闇。
…でも、生まれ変われるなら
綺麗に洗練された白がいい。
明るく笑ってずっといられるような。
そんな白になりたい。
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何が足りないのか判る?
あたしには何が足りないの?
今この状況の下で
何が足りないの?
誰にも迷惑かけてないつもりだった
誰も傷つけるつもりもなかった。
あたしは善悪の判断もつかない奴なの?
何がいけなかったの?
笑ったことがいけないの?
泣けば良かったの?
生きていることがいけないことなの?
何をすればあたしは報われるの?
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普通に過ごしてた月曜日
突然嵐はやってきた
いきなり聞かされた真実の火曜日
思い切り裏切られた
何もすることができない水曜日
空白の一日な気がした
真相を聞きに行った木曜日
事実は事実で変わりがない
恨みに恨んだ金曜日
信じられなかった
嘆いて復讐を誓った土曜日
明日はきっと、雨が降る。
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殺さないで
あなたの記憶から消さないで
お願い
傍にいてなんて言わない
ねぇ、だから
いつも一緒になんて言わない
いいでしょ?
ただ
あなたの記憶に残ってたい
あたし
あなたの記憶から消されたら
あなたの脳内で
あたしは殺されて
死んでしまうことになる
だから
お願い
殺さないで
あたしを消さないで
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好きだなんて
言って欲しいわけじゃない
嫌いだって
はっきり言ってくれれば
あたしは晴れる
なのに
どうして嘘を吐くの?
そんな悲しい目をした
好きなんて言葉
嫌いより残酷でしかない
そんな優しく悲しい目で
あたしを見ないで
そして鎖で繋ぐかのように
好きという言葉を放つのは
やめて。
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あたしは沢山の感情を抱いて
今まで生きてきたんだよね
怒りに近い涙とか
そんな微妙なラインも
こなしてきたんだよね
でもどうして
この感情は無くせないんだろう
あなたの顔、声、仕草
思い出すだけで
胸が痛むこの感情
どんな時も抑えることができたのに
これだけは我慢できないみたいだ
この想い、どうやって捨てればいい?
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あなたはあたしに
嘘は吐いていないと言った
だったら
どうして離れていくの?
あなたはあたしに
いつまでも一緒だと言った
だったら
どうしてそんな目をしてるの?
あたしはあなたに
何かしてあげられたかな?
あなたが喜ぶこと
してあげられたかな?
離れて行かないで
あたしだけ見つめて
それすら言えないあたしには
この問いかけをする権利もない
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この世は所詮
男尊女卑
男のあんたに
女のあたしの気持ちなんて
判らないと吐き捨ててやる
どこかの偉そうな人は
昔、女は産む機械だと言った
ほら男のあんたに
女の気持ちなんて判る訳もない
女が産む機械であれば
男は育てる機械
そんな感覚でも構わないでしょ
女尊男卑にしてあげたい
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『いいことあるよ!』
簡単に口先で言える言葉。
お決まりの返し。
いいことって
貴方が思う私にとってのもので
私本人がどう思うかなんて
判らないじゃない。
それなのにどうして簡単に
口からそんな言葉出るの?
次があるかなんて分からないのに。
明日が来るかなんて分からないのに。
この先生きてるか分からないのに。
いいこと、あるんだよね?
貴方が言ったんだもんね。
責任持ってよね。
貴方が言ったんだからね。
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あなたはあたしに
大人になりなさいと言った
あなたたちの言うことを
ただひたすらに聞いて
あたしは耐えることだけが
大人と言うのですか
あたしはそうやって我慢し続け
苛々すると
物に当たるようになりました
それでいいと言うんですか
お医者さんはこれを鬱だと
診断しました
それが大人と言うんですか
あたしはとうとうあなたを
殴ってしまいました
あなたはここから出て行けと
そう伝えました
あたしは異端者なんですね
そしてあたしは出て行きました
あなたは帰って来いと言いました
あなたはあたしをどうしたいんですか
それが大人だと
そう言いたいんですか