詩人:机上の空論 | [投票][編集] |
そんなこと望んでないよ。
生きることも死ぬことも望んでないよ。
この先どうしたらいいの?
逃げることも戦うことも望んでないよ。
この先何を糧にしたらいい?
負けることも勝つことも望んでないよ。
この先何を目標にすればいい?
立ち止まることも歩き続けることも望んでないよ。
ねぇ、この先どうしたらいい?
ねぇ、誰に聞けば教えてくれる?
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誰にも判ってもらえないって思ってた。
あたしのこと理解なんてしてないって。
あたしのこと判らないって。
そう思い続けてた。
あたしの目の前には誰にも見えないフィルターと壁があって
フィルターで世界を通していらないものは排除してた。
壁であたしの奥にまで入るのを防いで守ってきた。
そうじゃないと、何かが壊れそうで。
壊れたらどうなるか判らないし。
まるで硝子の橋を渡り続けるような
そんな緊張感に見舞われる。
誰にも理解されなくていい。
あたしはあたしのままで生きていくだけ。
あたしだけ理解すればいいの。
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それが完成品でないのなら
あたしは未完成のまま頂こう。
それが悪いというならば
あたしは悪人のまま貫こう。
それが追ってくるようだとしたら
あたしは受けて立つ。
だからお願い。
あたしの邪魔なんてしないで。
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そんなにも人を憎むことはいけないことですか。
愛さなければならないのですか。
許すことが正義なんですか。
愛される為に生きなければいけないのですか。
感情は表に出してはいけないものなのですか。
怒ることはいけないことですか。
泣くことはダメなことですか。
弱いことはいけないことですか。
笑っていなきゃいけませんか。
好きになってはいけませんか。
嫌いになってはいけませんか。
死ぬことは間違っていますか。
生きることは正しいですか。
誰も教えてくれなくていい。
誰かが答えてもそれは答えではないのだから。
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あたしの目から
柔らかくて切ない、
水が零れて。
あたしはこんなにも苦しい
感覚を覚えている。
何もかもから逃れたくなって
追いかける者は勇ましくて
あたしはもう逃げられないと嘆く。
これが始まりでも終わりでもないのなら
あたしは着地点はあるのだろうか。
答えも見出せないまま
あたしはまだ走り続ける。
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夢を見た。
憧れだったあの人があたしの目の前を通り過ぎて
あたしは勇気を振り絞って声をかけた。
あの人は優しく笑ってあたしと一緒に歩いた
途中腕を組んで
あたしの家までやってきた。
それから少し一休みしてまた一緒に歩き出した。
あの人は今、妻がいてその人を愛している。
だからあたしは結ばれない。
だからあたしの夢に出てきたんだね。
切なくて苦しい
見たくもない夢