ホーム > 詩人の部屋 > 魅依の部屋 > 投稿順表示

魅依の部屋  〜 投稿順表示 〜


[21] かくれんぼ
詩人:魅依 [投票][編集]


早くこないかな



早く見つけに
こないかな



あ、あのこ

捕まった!


つぎは私かな















―――……ねぇ


まだ見つけてくれないの


暗くなっちゃった

ねぇ早く

早く見つけて



早く―………

2008/12/24 (Wed)

[22] ゆめ
詩人:魅依 [投票][編集]


僕にはゆめがあった



漫画家になる事



絵ばかりかいてた

純粋に、


なれると信じてた






恥ずかしいけどって

見せた絵を

お父さんは破いたね



所詮は夢止まりだと





僕からゆめがきえた








僕にはゆめが出来た



音楽にすすみたい。




歌も頑張った




お母さんは



バカじゃないの、
と言ったね。








僕から



ゆめが


きえた

2008/12/28 (Sun)

[23] 誰がために
詩人:魅依 [投票][編集]


少女は近所から
冷たい視線を
うけていた


あの家の者は
おかしいと


虫を見る目
で見られていた


少女は哀しんだ



表情は沈み、


作った笑顔しか
出せなくなった


冷たい視線を
ぶつけながら
挨拶する人達に
向けて、
少女は必死に笑った


“また笑って欲しい”


“また、”



“また以前の様に。”





そんな少女の願いは
届く事なく


周りの人達は
足早に少女の前から
立ち去っていった




少女は1人


歩いた。




この日初めて
空から白い
雪がふり、


少女の前を
通りすぎた


それは

少女の見たかった
白い雪だった



しかしその雪は
少女の願う雪とは
違う雪。




少女は寂しく

俯いて

小さな声で
歌った。


少女の口から
零れた歌は


風に

寂しくかき消された








少女は願った。





“このまま、雪が私を消してくれたらいいのに”と。




(だって)(そんな冷たい視線を受けて今を生きるのは)(悲しいから)

2009/01/12 (Mon)

[24] 嫌いだよ
詩人:魅依 [投票][編集]


きみは
アレを詳しく
調べてたね

僕の事を詳しく
調べた。


あの時はね
信じてたんだよ




いま?


きみは、アレを
気取ってるね



ひとつだけ、

とてもわかりやすい






ねぇ



なぜ


そういう事を


するの?


ああ、また

信じた僕の負けだね

2009/02/13 (Fri)

[25] 
詩人:魅依 [投票][編集]


なぁんだ、

手を離しても
貴方は元気
なんじゃないか

なぁんだ


貴方には
他の人がすぐ側に
いたんじゃないか


なぁんだ

貴方が傷ついた
と思って泣いた
毎日は無駄だったんだ









なぁんだ…

2009/02/14 (Sat)

[26] 無題
詩人:魅依 [投票][編集]


大切なモノ

手放すのは
一瞬です。

手に入るのは
時間が必要。



あなたは大切が
なんなのかを、

知っていますか

2009/02/18 (Wed)

[27] 無題
詩人:魅依 [投票][編集]


僕はまだ進路が決らない
何故自分のやりたい事
諦めなきゃ駄目
だったんだろう
諦めた理由は
無くした理由は
間違いなく親の意思
だったのに、
子供だから従わないと
って言われたから
従ったのになんで。
なんで今更
意思を持てだなんて。
あなた達が不必要だと
望んだから、全て
その通りにしたのに
どうして今更、
本当に今更すぎる
あなた達はなにがしたいの?

本当に今更だよ、

ねぇ

煙草ばかり
お酒ばかり
してないで

応えてよ

2009/03/25 (Wed)

[28] 友達関係
詩人:魅依 [投票][編集]


ほーらね

君達
付き合ってしまったから


今が崩れちゃうじゃん



ほら


雰囲気がピンクくなって


やたら近づいて


幸せだねー?



友達から

離れて見守る
気持ちにもなってよ?


前のように
君達と
沢山しゃべりたいのに

出来ないじゃないかー





全く、もう。


でもでも




幸せそうで
かわいいから



許してあげるよ、



(友達が幸せそうで何よりだからね)

2009/03/25 (Wed)

[29] 私、は
詩人:魅依 [投票][編集]


やりたい事なんて
必要ありません
わたし貴方の子供は
貴方達の為に動く
従順なペットです
好きに愚痴を言い
命令し歯向かいを
禁止します。
自分が昔犯した過ち
それを忘れて
子供でありペットの
わたしを縛り
泣けば、喚けば
異端児だと罵ります

わたしは異端児です
愛情を受けて
いるのに幸せを理解
出来ません。
上手く話も出来ず
夜中になっても
眠りにつく事が
出来ません
全く解らない事に対し
笑い泣き冗談を
無理矢理作ります
わたしは異端児です
刃物に縋って
頼って見つめ
明日、という世界を
漸く見つめます
生まれた事が罪とは
まさに我が為の言葉

わたしは
生まれては
いけなかったのです

2009/03/25 (Wed)

[30] 
詩人:魅依 [投票][編集]


この世界に
居たくないと
腕に手首に太股に
何度も何度も
傷をつくりました
この世界に僕は
必要ないのだ、と
何度も痂の上から
手首に新しい傷を
つくりました。
薬を沢山飲み
ぶっ倒れて昏睡状態
にもなりました
私は私は
自由になりたい、
けれど
この世界から
消えても自由では
ないかもしれません
ならば
自由になれなくても
別にいい

ただ、ただ、

もう、世界からは
逃げ出したいのです

2009/03/26 (Thu)
57件中 (21-30) [ 1 2 3 4 5 6
- 詩人の部屋 -