詩人:魅依 | [投票][得票][編集] |
ぼくのうでには
線が沢山
気付いてる
ぼくのうでから
滴り落ちる
そのナミダは
きっと他の人
からすれば、
“気持ち悪い”
“醜い弱い”
なんだろう。
ぼくのうでには
今息をする為に
必要なもの、
人が笑ってる
傷を見て、
ぼくを見て。
ぼくのうでには
人として駄目、
と言われる様な
印が刻まれて、
生きていくには
苦労する様な、
落胤があるんだ。
でもね、
ぼくのうで
汚いとは
思えないんだ
ゴツゴツしても
ざらざらしても
ケロイド状に、
成っていても。
だってぼくのだ
君のでも貴方のでも
彼等のでも無い
たった2つしか
ない、うで。
醜い。汚い。
おかしい。
そう言われるのは
嫌だから、
不快感を与えたく
無いから、
ぼくのうで
ぼくの生きている印
みんなには見せない
様に、今日も隠すから