詩人:路 | [投票][編集] |
人はよく言う
「別れから学ぶものがある」のだと
人はよく言う
「別れは新たな出逢いを生む」のだと
人はよく言う
「別れは悲しいだけのものではない」のだと
だから私は誓う
別れても
大切なモノは大切だと
失いたくないモノは失わないと
その為に何をする??
私は…
ただ動く
それだけ
恥じらいなんか要らない
照れなんて捨てる
ただ真っ直ぐで居たい
それ以上は無いから
今までと変わらぬ笑顔を見せられるように
私が私である為の別れ
ありがとう
そして
これからもよろしくね
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当たり前過ぎる毎日に嫌気が差したあの頃
社会の厳しさも知らず
親の言葉に耳も貸さず
そうして飛び込んだ激動な社会
そこでようやく気が付いた
当たり前の様に繰り返される毎日が
ホントは何よりの幸せなんだと
今だから…
母との口ゲンカも
犬の散歩も
通勤の満員電車も
決まっている仕事の流れも
ほとんどがパターン化されてるケド
同じパターンでいられる事
幸せを感じる
妄想だけが一人歩きしていたあの頃
大切な事を忘れ
大切な事を思い出した
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本音と建て前を使いこなす術を覚えた僕は
本音も建て前も見分ける事ができなくなった
人の顔色を伺う事を身につけた僕は
自分の思いをぶつける事が怖くなった
世間体
周りの評価
気にしないと決めたはずなのに
誰より囚われ
誰より囚われていないフリをしている
大人になるにつれ
周りに対しての器は大きくなり
自分に対しての器は小さくなった
零れ落ちる
片手でせき止めても
両手ですくい上げても
零れ落ちる
建物が老朽化すると雨漏りがする様に
歳を重ねる度
僕があの頃の僕でなくなってしまってる気がする
成長というキレイな言葉は
僕には重荷でしかない
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寂しい夜だった
涙も生まれない
声も出ない
なんか心が空っぽな夜だった
幸せが見えなくなった夜
不安に押し寄せられた
自分を哀れんだ夜
結局寂しさが押し寄せてきた
寂しい夜だった
過去を振り返った
今日を思い返した
明日を考え
未来を思い描いてみた
少し温かい気持ちになった
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いつからだろう
心にすれ違いが生じた
そして私は家を出る事を望み
一人暮らしを始めた
だけどやっぱり心にはいつも家族があった
家族だからって間違ってるのかな?
全てを解り合っていたい
それは幻想ですか?
解って欲しいからこそ、怒りをぶつけ
けど結局それが誤解を生む
悪循環。
分かってる
だけどそれでしか感情表現ができない
ただ甘えたいんだよ
ただ甘えて欲しいんだよ
今日もまた近くを歩く事ができなかった
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恋を忘れ
仕事をし
恋を忘れ
遊びまわった
だけどやっぱり何かが足りなくて
家族でも…
友達でも…
どれだけ大切な周りの人達でも埋められなかった心の隙間
どれだけの強風が吹き荒んでも
強がって
笑って
何となく気付かないフリしてた
ホントは寂しいよ
苦しいよ
辛いよ
って心が泣いてた
だけど
キミと出会って
何となく隙間が狭くなった気がする
隙間が埋まる気がする
もしキミにもそんな隙間があったなら
私が少しでも埋めてあげたいって思う
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未だに見つからずにいます
未だに探しています
それはいつか
月明かりに照らされ
反射してくれるのでしょうか
いつでもいい。
だけど
いつか必ずみつかるのだと
神様。どうか言ってください。
探しものだらけのこの旅に
終わりは必ずやって来るのに
どうしてそれはみつかるのだと確信が持てないのですか
それはいつか
太陽の光よりも眩しいくらいに
輝いてくれるのでしょうか
ねぇ、神様。
神様は何か探しものありますか
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愛する術は覚えたのに
愛される術は未だに身につかず
君が居ない時に限って
私は孤独感に襲われる
友達や家族でこの寂しさを埋めようと
電話しても
より一層寂しくなるだけ
ただ君に逢いたくて
ただ君の声が聞きたい
そばに寄り添って
時に抱きしめて欲しい
きっとこれは私のエゴだから
君には言えない想い…
君に重いと思われまいと
強がる自分に疲れたりもするけど
君の笑顔が好きだから
君の優しさが愛おしいから
君の負担にはなりたくないから
私は言わない
君に寄り添っていて欲しいけど
君に寄りかかりたくはないんだ私
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冷たい風が吹き始め
葉が色付き
少しずつ落ちゆく季節になりました
去年より少しばかり背が伸びた木々は
やがて暖かな風と共に
大きく手を広げるように
葉をつけるのでしょう
僕も一つ歳を重ねました
木々の様に
大きく手を広げ
根を張って
生きていきたい
空っ風に吹かれても
落とす葉が無くなっても
また青々と輝く時が来るんだから
その時まで
耐え忍ぶ日々が続いても
青き日を待ち続け
歩き続けたい
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休日のよく晴れた秋空
なんとなく街へ出た
昼夜問わず人でごった返す街へ出た
一人で居ることが嫌だった
何か怖くて
凄く寂しくて
人混みに紛れれば
そんな気持ちも紛れるかなって
外へ出た
一人で歩く街
一人で見る風景
一人で食べるごはん
怖さも寂しさも
ただ増すだけだった
すごく辛くて
誰かの声が聞きたくて
気がついたら
遠く離れた君に電話してた
君の変わらない喋り方は
君の変わらない笑い声で
いつもと同じ様な話は
いつもと同じ様な結末で
冷めたスープみたいだった私の心は
君に温め直された
決して熱過ぎず
決して冷たくない
ちょうどいい温かさに