どんどん好きになっていくよ
知り合った頃よりもっと
大事にするからね
　
あなたに改めて言われるとなんだか照れるね
　
　
毎日逢いたいよ
毎日逢えたらいぃね
微妙なニュアンスの会話はあたしとあなたの立場の違い
　
受け身なあたしは
言われた事しか返さない
望まれないと
動けない
嫌われるの恐かったりするんだよ
愚かなあたしは不安しかないから
　
　
ずっと仲良く
ずっとそばで笑っていよう　
そう言ってくれたあなたを裏切らぬよう
あなたを見つめ続けるよ

　
好き
という気持ちに自信がなくなってしまったよ
　
長く時間をすごしすぎたのかな
　
このままじゃいけない気はしてる
好きじゃなくなったら
一緒にいる意味なくなってきて
逢うのすら戸惑う
　
別れ
　
という言葉が頭をまわる
　
ただなんとなく
そばにいるのは
なんだか難しいよ
　
わからない
　
なんで一緒にいるんだろう
　
あたしはもぅ何も考えたくない

　
世間をただよう私は
まるでくらげのようで
満ちひき繰り返す潮に
抵抗なく
流されてく
　
波に逆らうのは
ひどく疲れる事で
あきらめてしまった
　
戦う事も
逃げる事もしない
　
生　の実感ないまま
ただ流れにただよう
　
流れるまま
いつか消えるときまで

　
貴方の理想の子供になれなくてごめんなさい
いつまでも心配かける子供でごめんなさい
　
信用してるからね
　
とあれほど言われたのに
今は
　
もぅいない子だと思うから
　
なんて言わせてごめんなさい
いつまでたっても心配ばかりかけてるね
心配かけまいと嘘をついてたのに
全部知られてしまってたのね
　
昔から叱られるのが恐かったよ。責められるのが恐かったよ。軽蔑されるのが恐かったよ。
　
貴方をもぅ何年も『お母さん』なんて呼んでないけど
やっぱり帰る場所は貴方しかないみたい
　
一番できの悪い娘だね
　
　
何度喧嘩しても
何度縁を切っても
やっぱり
あたしは貴方の子供みたい
　
ねぇ
貴方はあたしを疎んでない？
あたしを生んで後悔してない？
　
何度死のうとしたか
何度貴方に殺してと言ったか…
何度貴方に死にたいと洩らしたか
　
　
死にたければ勝手に死ね
と言われた日をまだ覚えてるよ
　
　
ねぇ　お母さん
もうしばらくは
貴方の娘でいさせてください
　
やっぱり相性悪いけど
貴方の娘でこれからも生きていきたいよ
　
居てあたり前の存在だったけど
あらためて思うよ
貴方のもとに生まれてよかった
　
一生手のかかる娘かもしれないけど
それは貴方に似てるのよ
　
いつか
貴方と一人前の人間として話してもらえるように
あたしは生きるから

　
あと少しだね
　
なにが？W杯？
　
違うよ…
　
あぁ。記念日か
　
そうだよ
　
明日乾杯しよう
　
そうね。祝おうね
　
　
午前0時
あなたと今をすごしたかった
記念日は24時間続くけど
今日一番始めにあなたに逢いたかった
　
今逢いたいなんて言えないよ
あと何時間たてばあなたに逢えるだろう
　
逢うのが楽しみじゃなくて
逢うまでの寂しさがこみあげる
一分一秒でも早く
あなたに逢いたい
　

　
眠った顔に口付け
深夜　密やかな楽しみ
左手を頬にそえ
唇を重ねる
　
　
起こしちゃった？
眠たそうな目をこすりながらあなたは優しく笑う
　
布団にもぐりこみ
舌を這わせる
指をそえて
舌を絡めて
唇をついばませ
あなたからくぐもった声が洩れた時
口のなかにあなたがひろがる
少し苦い
愛しい味
　
余韻にひたりながら
目が合うとバツが悪そうにはにかむ可愛い顔
あなたに吸い寄せられるように手を伸ばす
　
身体が火照る
芯が熱い
ねぇ
早く脱がして

あなたの指をまちながら
あなたの舌をまちながら
あなたの愛撫をまちながら
あなたをまちながら
　

今夜はもう
眠れないね

　
少し背伸びをして
赤く濡らした唇を
あなたに重ねる
　
唇重ねて
舌を絡めている時
あたしは目をあける
伏せた目が可愛くて
長くないけど
そのまつ毛も　好きよ
　
視線に気付いたあなたは
少し照れた笑みを
浮かべて
あたしを強く抱きしめる
　
ひたいのKISSが
頬に流れ
首筋につき
身体が熱くなった頃
今度はあたしが
目を伏せる番
　
甘い波に
ただようために

　
あなたの
匂い
KISSの味
seven star
　
LARK　のあたしには
少しすっぱく感じる匂い
　
けだるそうに
吸う顔が好きよ
　
　
お互い煙草に
片手ふさがれて
あいた片手で
手をつなぎ
　
みつめ合ったら
KISSをしよう
　
混ざった二人の
煙草の味は
やっぱり不味けど
　
そんな事気にならないくらいの
　
熱くて甘いKISSを

　
消えないキズアト
消えないカコ
　
すべて受け止めて
すべてぬりかえてやる
悲しませないから
　
あたしはあなたに
好かれる資格がないの
　
あなたに嘘をつき
あなたを裏切り
　
悲劇のヒロイン振る気もないよ
被害者なんて思ってないよ
偽善者振る気もないよ
　
すべて　自業自得
同じアヤマチを何度も繰り返して
　
失ったものは多すぎた
　
理性も自我もプライドも
　
　
　
あなたを失ったら
また代わりを探すんだろうね
　
大丈夫
あたしは強い
裏切り裏切られ
だましだまされ
この先もかわらず
腐っていくから
　

　
愛してる
　
そう言われると
涙があふれそうになる
　
いつもの
好き
たまに言われる
愛してる
　
重みが違うよ
　
未来(サキ)のないあたし達だから
愛してる　は禁句でしょ
　
夢みてしまうような事は
言わないで
期待してしまうような事は
言わないで
　
　
　
あなたのみる未来には
あたしがいるの？
　
ずるいあなた
それでも‥‥‥