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MAKOTOの部屋


[1] ばっちゃん
詩人:MAKOTO [投票][編集]

いきなり実家からのコールが鳴った‥

母だった‥
いつもと口調が違った‥
『仕事何時に終わる‥?』なんて今まで訊かれた事‥
ばっちゃんの危篤の知らせ‥
急いで駆けつけた‥
もう意識は無くて‥
会話も出来なくて‥
ただ‥じっとみつめて‥


思い出だけが目の前にちらつく‥
ばっちゃん‥
すぐそにいるのに‥
前がくもっって見えない‥顔が滲んでしっかり見れない‥

急いで顔を見に駆けつけたのに‥

母さんの目が真っ赤になってた‥
母さん笑顔を崩さなかった‥
ホントは泣き崩れたいはずなのに‥
ばっちゃんのお腹には予想もつかない長い傷跡‥

痛かったろうに‥
辛かったろうに‥
嫌だったろうに‥


灯火の時間が許す限り‥
顔を瞳の奧にやきつけたい‥
ばっちゃんの温もり‥
無くなってしまうのか‥

おれの呼びかけ‥
ばっちゃんに届くかな‥
届いてほしい‥

届くまで呼びかけるさ‥

2006/12/17 (Sun)

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