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星涼 優の部屋


[4] あの日の空
詩人:星涼 優 [投票][編集]

ふと気がつけば小さな雨
カサをさし肩をよせて歩いたあの日の夜と同じ
小さなやわらかい雨
雨は嫌いだといったあなたがいなくなって
どれくらいの月日が経っただろう
あなたが大好きだった花の季節はもう過ぎ
鮮やかな緑が目に痛い
独りで空を見上げ
いつか天気がよくなるのだろうかと
ラジオから流れる天気予報に耳を傾ける
明日は晴れるそうだ…
あの時一緒に見た真っ青な空でも探しにいこう

2007/06/05 (Tue)

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