詩人:mana | [投票][編集] |
ガラスで出来た部屋の中
私と貴方で向かい合う
たった数歩の距離なのに
互いが互いに届かない
ガラスの壁の向こう側
互いが互いにどう見える
ガラスで見えてるはずなのに
ホントの姿が解らない
『私では貴方に届かないのかな?』
ガラスで出来た部屋の中
同時に扉を開け放つ
交わる事はもう無いと
涙流してサヨウナラ
ガラスで出来た部屋の中
私とアナタで向かい合う
初めて会ったはずなのに
アナタに焦がれてしょうがない
ガラスの壁の真ん中に
小さな穴が開いている
同時に伸ばした手の平に
互いの温もり伝え合う
『この壁が無くなればアナタの傍に行けるかな?』
『この壁が無くなれば貴女を抱きしめられるかな?』
ガラスで出来た部屋の壁
私とアナタで壊してく
繋いだ手の平離さずに
二人で壊して言いに行く
頑張る互いにアイシテル
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『貴方と全てを共にする』
これが私の運命
もう貴方無しで生けていけない…
ただ貴方に触れられる
それだけで私は満たされる…
私の心を魅了して止まない貴方
それはまるで月の光のように…
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ベットの中に一人きり
今はもう誰もいないけれど
時計が刻む時の音
窓から差す月明かり
暖かい毛布が
優しい夢のなかへ誘ってくれる
落ち着いた声
優しい笑顔
暖かい掌
力強い眼差し
大好きなあなた
静かな夜には夢の中で逢いましょう
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たとえば
光よりも早く
海よりも深く
空よりも広く
大地よりも暖かく
風よりも優しく
星よりも多く
永遠よりも永く
誰よりも強く…
全てが決して及ばない…
それがあなたへの想い
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振り向いた涙の先
瞳に映るは最後の笑顔
手を延ばしても届かない
たった1メートル先の私の全て
伝えたい想いは溢れても
声にならない言葉は届かない
とめどなく流れる涙さえ
拭い去る事すらできない
後を追う事も許されず
ただ立ち尽くすばかり…
貴方のそばに居たかっただけなのに…
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また幻の君がいる
いい加減にしてくれ
もう戻らない過去なのに
どうして繰り返す?
僕を捨てたはずの君が
なんで微笑みかける?
その笑顔がどれだけ心を傷めつけるか
どれだけ涙を流させるのか
幻の君には解らない
だけどもうやめてくれ
君の笑顔で悲しみたくないんだ
まだ幻の君がいる
いい加減にしてくれ
もう戻れない過去なのに
どうして忘れない?
僕を縛るだけの幻を
なんで見続ける?
その幻をどれだけ心が見せ続けるのか
どれだけ心が望み続けるのか
僕の心が解らない
だけどもうやめてくれ
あの日にはもう戻れないんだ
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流れていく季節を見るのが好きだった
春…
沢山の花達が様々な彩りを見せる季節
桜並木の下を散歩するのが好きだった
夏…
太陽の光が全てを照らす季節
駆け回る子供達を眺めるのが好きだった
秋…
木々が葉を紅く染めあげる季節
夕焼けの中優しい凪を感じるのが好きだった
冬
雪の到来を告げる季節
街を包む凛とした空気が好きだった
そしてまた春がやって来る…
流れる季節を見るのが好きだった…
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深く落ちてゆく
ほんの少しの光さえ見えない
暗い暗い闇の中へ
聞こえてくる音もなく手に触れる物もない
ここが何処なのかさえわからない
何処まで落ちていくのだろう…
目を閉じて瞼に浮かぶのは悲しげな瞳
今にも泣き出しそうな瞳で私を見る貴方
それがただ哀しくて…
背ける様に目を開ければ
そこは再び広がる闇
絶対に抜け出せない
これが私に課せられた償い…
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星空の下
駅から家まで
真夜中の散歩道
川から吹く心地よい風が
紅く染まる頬を過ぎて行く
『絶対に振り向いてはもらえない』
そう思っていた時の
思いもよらない貴方からの告白
もう何も見えない
ただただ貴方が恋しくて愛しい
次に会う約束の時でさえ
もどかしくて歯がゆい
早く貴方と結ばれたい
早く一緒に暮らしたい
その想いだけが先走る
私の中にあるこの想いは
何処までも果てしなく続く
まるでこの星空の様に
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休日のお散歩
帰り道でふと気が付けば
いつの間にか繋いだ手…
ほら、幸せがまた一つ
向かい合う食卓
殺風景な部屋の中だけど
他愛ない話と屈託のない貴方の笑顔…
ほら、幸せがまた一つ
真夜中の目覚め
隣には安らかな寝顔…
気付かれない様にそっとキスをする…
はい、幸せをもう一つ