詩人:MARE | [投票][編集] |
海の風は心地よく
僕の服もそれと共に
砂時計の砂は吹かれて
笑い声で海は煌いて
あれから十年がたって
そばにいる人は違う顔
かつての仲間を思い出す
この場所は今もかわらず
海の色は記憶を持ち
いつ来ても僕に語る
曇りかける僕の記憶
風景は涙で滲む
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目が合うと
いつも
目を逸らしてしまう
考えた答えは
いつも
濁らせてしまう
出会った去年の今日
今以上に君を
強く望んでいたなら
もっと先へ行けただろう
震える心
強く抱き締めていて
この歩く道の先を
目を凝らして見ていて
暗く遠い場所にいても
瞳を閉じたとしても
微かでも光は
見えているから
僕の闇を貫いてよ
どうか…
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気持ちいい風を感じて
君の香りを思い出した
雲の白はにじんで
君の笑顔をかたどる
あれから季節は繰り返して
君は幸せになって
幾日もためたこの想いを
世界一周して
君に降り注げ
おもいきり叫んだ声は
世界一周して
僕へ降り注ぐ
悔しいのは 君が幸せなこと
悔しいのは 君が遠くなること
今なら間に合うかな
この空を忘れて
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目の前にある 君の手に触れて
僕の描く未来へ 連れて行きたい
彷徨ったあげくの言葉は
太陽と共に海へと沈む
押さえつけた もう一人の僕を
味方にしたら どれだけ近づけただろう
彷徨う言葉が 刺激して
太陽が昇る前に 君をさがす
僕の分身よ 二人を連れ去って
僕の分身よ 沈んだ言葉さがして
目の前にある 君の手に触れて
僕の描く未来へ 連れて行きたい
細かいしぐさを探す 醜い瞳
ただ見ていたいだけなのに
目をつむっていても 同じ景色
時間が 悪魔に思えた
通りすがる猫は 僕を見てあざける
何も出来ない 何も言えない
僕の分身よ 二人を連れ去って
僕の分身よ 言葉のいらない世界へ
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足音が足音を誘う
曲の後の静けさと手紙
夏の身震いが
あなたを思い出させる
消したはずの記憶は
夏の匂いでよみがえる
穴の開いたハートから覗く
僕の涙は誰にも見られない
友と競い合って飛ばした
紙飛行機はきっと
あなたへ向かって飛んだ
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晴れた空に隠れた星
華やかな昼下がり
星たちは暗い宇宙で
羨ましそうに眺めていた
いつかあの明るい昼の空のように
いつかあの雲を突き抜けるように
辛い時間は 過ぎて
星たちは 君を目指す
輝きは届いて 夜空を飾る 夜空を飾る
辛い時間は 過ぎて
支え合って 過ごした日々
輝きは繋がって 星座となる 星座となる
(競い合って回って 競い合って回って)
言葉のいらない 静かな時間
自由を求めた ほうき星
今はもう 見えない
さがした 光はもう先へ行ってしまった
明日の 夜は一人でも光るさ
辛い時間は 過ぎて
雲まみれの 一番星
輝きは届いて 夜空を飾る 夜空を飾る
辛い時間は 過ぎて
支え合って 過ごした日々
輝きは繋がって 星座となる 星座となる
メロディは明日のために蒸発した
競い合って回って 競い合って回って
辛い時間は 過ぎて
闇を劈いた 新しい瞬間
輝きは届いて 夜空を飾る 夜空を飾る
君を飾る
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水の上で浮きたい
空の上で浮きたい
君の心で浮いてる僕
探した指輪は
水底に潜った
流れる水は
知らぬふりをして
探してくれた
あの鳥の名は
誰も知らない
あぁ 鳥がはばたく
あぁ 暗い森を抜け
太陽は 照りつける
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笑って 跳ねて
感激の涙
あなたの素直なその笑顔
涙はドレスのように
昨日悩んでいた僕
くだらない事ではしゃぐ君
羽は生えたよ
もう飛べるよ
ありがとう
笑って 跳ねて 笑って 跳ねて