既存の型に当てはめて 体をなんとか捩じ込ませいびつな体になろうとも 結果よければ万々歳どうにも型から食み出ては 何とか蠢き収めるが「普通」の流れに渦巻かれ あちらこちらで身が削げるそれでも自分が至らぬと 反対側を引っ込めるすると別からぽんと出て 体と心を磨り減らすなんてこった不良品 なんて劣等恥を知れそうして駄目になったから 型に嵌めるをあきらめた
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