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雨音ポツポツの部屋


[61] 母からの手向けのうた
詩人:雨音ポツポツ [投票][編集]

結んだ命が今日溶けた
母の名も腕も知らぬまま

透けるその手に握ること
適わず堕ちるは銀の板

光も何も見えぬまま
暗い部屋から掻き出され

母を赦せと思わない
この目に焼きつけ生きていく



ってならないように避妊はしよう。

2011/02/17 (Thu)

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