詩人:夜神 火月 | [投票][編集] |
君を想えば想うほど
この心は満たされていく
君には一夜の夢
けれど僕には一日の現実
例え一度の逢瀬でも
僕には永遠
もっと君に触れて
一夜の夢で構わない
それでも君に証をあげたい
君を愛しているから
唇にぬくもりを
君には愛を
ずっと……
詩人:夜神 火月 | [投票][編集] |
貴女にはたった一言
伝えたい言葉はたった一言
いつも言えない
いつか言いたい
明日にでも貴女が居なくなるのだとしたら
絶対に後悔する――
だから貴女に
捧げたい言葉はたった一言
送りたい言葉はたった一言
ねぇ 届くだろうか
―――『愛しています』―――
詩人:夜神 火月 | [投票][編集] |
君が神様から貰ったモノは何だったの?
見えない傷痕がその胸に刻まれている
君は気が付かない振りをしているね?
僕は知っている…
赤く染まったままの両手は
いつしか冷たく凍りゆく
君は空を見つめて
ただ儚げに笑う
どうか微笑まないで
君の心 深く傷付いてしまうから
神様は淋しさ故に僕らを作り出した
けれど僕らは淋しさを抱えたまま大地に堕ちた
もし、神様が僕らの父だとしたら
こんなに悲しい事はない
神様が君に与えたモノは
紅の痛みだった
翼は折れて僕らは飛べない
けれど どうか悲しまないで
紅はいつか僕が
君の傷はいつか僕が
消してしまうから…
詩人:夜神 火月 | [投票][編集] |
そっと瞳を閉ざせば
遥か彼方 君が手を振る
瞳を開いて迫り来る現実に
僕はまだ勝てないでいる…
ねぇ 何処に行ってしまったの?
今の僕には何も見えない
ただ手を振る君が愛しくて
また道は闇に閉ざされて
静かな光讃えてる―
揺れる水面に映る人影
まだ僕は歩き出せていない
なくしたものは遥か彼方
もう届かないのに
ねぇ どうしたら君を取り戻せる?
今の僕は闇に身を委ねるだけ
重ね合わせたぬくもりが消えてしまう
だからその前に君に会いたい
それだけなのに―
遥か 彼方
遥か 遠く
遥か 時の中
なくしてしまう
ただもう一度だけ君に会いたい
そして時は虚ろい流れて
なくしたぬくもりを僕はもう 思い出せない―
君は遥か
遠く 永久に――
詩人:夜神 火月 | [投票][編集] |
傷ついた心を
どう癒せばいいのだろう
僕は
君の傷の癒し方も知らない
自分の傷の癒し方さえ知らない
どうしたら
いいのだろう?
いつも
いつも
考えていた
傷ついた心の癒しかた…
ああ、僕は気づかない
気が付けなかった
もっと早く
こうしておけばよかったのに……
詩人:夜神 火月 | [投票][編集] |
君の悲しみを癒せない
僕のこの両手では
どんな言葉だったら
君を癒せるだろう
冷たい風が今宵も吹きすさむ
君は何でもない顔で微笑み
僕は何故か傷つく
ねぇ 本当はもっと違う表情でしょう?
深く傷ついた君がすべき感情表現
それでも君はまた
僕の言葉を虚無に還す
どうすればこの両手
君に近付ける?
どんな言葉なら君を救える?
無力な僕は
今日もまた無へと還る
この手で君を抱きしめて
僕の 僕だけの人になってしまえばいいのに……
そして 月は 虚無へ
満ち行く心だけ讃えて
光輝く