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夜神 火月の部屋  〜 新着順表示 〜


[16] 虚無
詩人:夜神 火月 [投票][編集]

君の悲しみを癒せない
僕のこの両手では

どんな言葉だったら
君を癒せるだろう

冷たい風が今宵も吹きすさむ
君は何でもない顔で微笑み
僕は何故か傷つく

ねぇ 本当はもっと違う表情でしょう?
深く傷ついた君がすべき感情表現
それでも君はまた
僕の言葉を虚無に還す

どうすればこの両手
君に近付ける?
どんな言葉なら君を救える?
無力な僕は
今日もまた無へと還る

この手で君を抱きしめて
僕の 僕だけの人になってしまえばいいのに……

そして 月は 虚無へ
満ち行く心だけ讃えて
光輝く

2008/03/08 (Sat)

[15] 君を抱く
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傷ついた心を
どう癒せばいいのだろう

僕は
君の傷の癒し方も知らない
自分の傷の癒し方さえ知らない

どうしたら
いいのだろう?

いつも
いつも
考えていた

傷ついた心の癒しかた…

ああ、僕は気づかない
気が付けなかった

もっと早く
こうしておけばよかったのに……

2008/03/04 (Tue)

[14] 遥か 流れの中で
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そっと瞳を閉ざせば
遥か彼方 君が手を振る
瞳を開いて迫り来る現実に
僕はまだ勝てないでいる…

ねぇ 何処に行ってしまったの?
今の僕には何も見えない
ただ手を振る君が愛しくて
また道は闇に閉ざされて
静かな光讃えてる―

揺れる水面に映る人影
まだ僕は歩き出せていない
なくしたものは遥か彼方
もう届かないのに

ねぇ どうしたら君を取り戻せる?
今の僕は闇に身を委ねるだけ
重ね合わせたぬくもりが消えてしまう
だからその前に君に会いたい
それだけなのに―

遥か 彼方
遥か 遠く
遥か 時の中
なくしてしまう

ただもう一度だけ君に会いたい

そして時は虚ろい流れて
なくしたぬくもりを僕はもう 思い出せない―

君は遥か
遠く 永久に――

2008/02/23 (Sat)

[13] 紅天使
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君が神様から貰ったモノは何だったの?
見えない傷痕がその胸に刻まれている
君は気が付かない振りをしているね?
僕は知っている…

赤く染まったままの両手は
いつしか冷たく凍りゆく
君は空を見つめて
ただ儚げに笑う
どうか微笑まないで
君の心 深く傷付いてしまうから

神様は淋しさ故に僕らを作り出した
けれど僕らは淋しさを抱えたまま大地に堕ちた
もし、神様が僕らの父だとしたら
こんなに悲しい事はない

神様が君に与えたモノは
紅の痛みだった
翼は折れて僕らは飛べない

けれど どうか悲しまないで
紅はいつか僕が
君の傷はいつか僕が

消してしまうから…

2008/02/18 (Mon)

[12] ひとこと
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貴女にはたった一言
伝えたい言葉はたった一言

いつも言えない
いつか言いたい

明日にでも貴女が居なくなるのだとしたら
絶対に後悔する――

だから貴女に

捧げたい言葉はたった一言
送りたい言葉はたった一言

ねぇ 届くだろうか

―――『愛しています』―――

2008/02/17 (Sun)

[11] 君には一夜 僕には一日
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君を想えば想うほど
この心は満たされていく
君には一夜の夢
けれど僕には一日の現実
例え一度の逢瀬でも
僕には永遠

もっと君に触れて
一夜の夢で構わない
それでも君に証をあげたい
君を愛しているから

唇にぬくもりを
君には愛を

ずっと……

2008/01/12 (Sat)

[10] 隣地境界線
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偽物だった
偽物だった
それを信じてた馬鹿な俺

何もなかった
何もなかった
けれど何かがあると思っていた愚かな俺

鏡に映った偽りの自分
「ふざけてる」なんて口にした
本当の自分は鏡のようで
片手で簡単に砕けた

割れた鏡
滴り落ちる血
孤独を匂わせて
朽ちる運命

誰にも気付かせない
誰も気付かない
本当はどこ?

「何も知らないくせに」…


助けて欲しくて泣いていたのか
いや、違う
自分を救えるのは自分だけ

苦しみに瞳閉ざして悲しみに溺れていたのか
いや、違う
痛みならば耐えられた…

君は何を見ていただろう?
真実は忠誠な痛みだね?
俺は何も言えなかった
「言わせてもくれなかったくせに」…

知らない誰かが笑っているよ
いつの間にか隣で…

君は何を知っていた?
心の傷は痛むばかりで…
「何も知らないくせに」
『お互い様だね』

嗚呼…また一つ終わってく…
君は何も思わない
君は何も気付かない
死を匂わせて紅が伝う
たった一言でさえ望めないんだね

いつも俺は此処に居るのに…

2008/01/08 (Tue)

[9] ザ・ワールド
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生と死の狭間で
誰かが嘆いている
結局今生きている理由は自分によって付けられる
何のために生きているのかなんて
簡単にわかるものじゃない
肝心なのは
そう
どう生きたいのか

数ある矛盾の中で
何のために生きて
何のために死ぬのか
それが己自身の存在理由
自分が作り出していく世界
全ては自分だけの価値観で築かれていく
だからそんなに不安にならなくていい

世界は君の手で作り出されていく

ザ・ワールド

君だけの世界
何のために生きて
何のために死ぬのか
それは 全て
君の中に……

2008/01/02 (Wed)

[8] 永遠の月
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永遠の青い月
美しく輝く
すべり落ちる涙は真珠
希望を宿してる

悲しい夢はいつか終わりが来る
優しい風が頬を撫でて明日を告げるよ
もう 泣かないで
何も傷つけなくていい
君はココに居るよ

永遠の青い月
月の光は明日を導く
夜の闇は優しく明けていくよ
すべり落ちる涙は真実
苦しいのなら泣いてもいい
君はココに居てもいいんだ
君はずっとココに居る
永遠の月


大丈夫 泣かないで
月の光に照らされて
いつか闇も消えていくから

永遠の青い月
もし月が輝かなくても
僕が君のそばに居るよ
すべり落ちる涙はいつか光に変えて
共に明日へと歩いてゆこう
僕はずっとココに居るよ
君のそばにずっと居る
永遠の月


2008/01/01 (Tue)

[7] いつか
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気がつけば時間だけ過ぎていた
いつの間にか君の姿はここになかった

僕は後悔だけしているのだろうか?

いや、後悔なんてないよ
君が幸せならば
僕はそれで救われる…

僕はただ一人
時間が切り替わる
その時に
いつの日かの夢を
遥か彼方の過去に見ていた

来年も 再来年も
君の幸せを祈っている

君の幸せのためならば
僕は僕を敵に出来る
僕は僕を捨てられる

いつまでも
僕はここに
君の幸せを…
祈っている

だから いつか
いつか の 夢を 見てる……


2007/12/31 (Mon)
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