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まろふにの部屋


[12] 曖昧な忘却
詩人:まろふに [投票][編集]

眠った僕を置き去りに部屋を出ていく君
明け方メールで目覚めて 君がいないのに気づいた

たばこ臭いシャツを脱ぎ捨てドアに放った

あれからぱったりどっちからも連絡を取らない
別々にほら当たり前のように誰かといるんだろう

渇いた喉をしょっぱい水で潤すように

曖昧な僕のズルさ 踏ん切れない君の愛情
何もかもをあの夜明けの
冷めたく触れた空気に溶かして 逃がして もう行こう

あれからいつもの駅の早いラッシュで
気づきもせず僕らは何度かすれ違ってるだろう 

互いの横顔も 言えなかった最後も

忘れて 忘れよう 忘れた

2005/03/26 (Sat)

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