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葉月の部屋


[14] 愛・相・哀
詩人:葉月 [投票][編集]

あなたしか見えない
アナタしか見えない

時間は無情にも流れゆき
あなたとの記憶薄れゆく
ハズだったのに

沢山のヒトと出会い
沢山のヒトを忘れていった
なのに
なのに
あなたの名前だけが
はっきりと映し出されて

誰かに
あなたでない誰かに
甘い言葉囁かれても
強く強く抱き締められても
応えられないのは
心があなたを求めてるから?

悲しい時肩を抱いてくれたり
そっと涙を拭ってくれたり
そんな優しい思い出なんかない
なのに今でも忘れられない
あなたの強い眼差し 匂い 温もり
全部 ぜんぶ瞼に焼き付けられて
もう消える気配すらないよ

理由なんて判らない
理由なんてないのかもしれない


ただあなたを
あなただけを

愛してしまったのかもしれない

2004/02/06 (Fri)

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