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空色の部屋


[14] 別れる二人の話
詩人:空色 [投票][得票][編集]

思い出すのは決まって

キラキラと楽しかった頃

いつも二人で笑いあって

繋いだ手をぶんぶん振って歩いていた



どこが分かれ道で

どこですれ違っていたのか

私もわからない



繋がっていると思っていた

二人で歩いていけると



泣いても何も変わらない

貴方も涙を我慢していた



そうだね、私は楽しかった

貴方と歩いていけて楽しかった



さようなら、と言えない私は

まだ最後のカードを捨てられないけど

いつか素直に言える日はくるから





貴方もどうか

どうか、お元気で


2014/09/28 (Sun)

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