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[241] 神歌
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時は何度も
同じ場所を巡り
風は息を潜めはじめ
黒い布を纏った空が
世界を歪め始める

指先をつたうこの声を
小さな箱舟に委ね
遙か遠く…遠くまで

遠くまで


この物語の結末は
遠い昔に見た領域

前世にも来世にも
響く神々の歌声

今はその眠りが
愛しくて恋しくて

醒めるのならどうか
誰の手も届かぬ場所で


髪を撫でるその吐息を
時の切なさに重ね合わせ
届かなくても
全ての想いには
意味があることを知る


月明かりさえ煩わしくて
遠い昔の枷も外せぬまま

揺らぐことさえ
知らない僕は

今もあの歌声だけを
感じている


この物語の結末は
遠い昔に見た領域

前世にも来世にも
響く神々の歌声

今はその眠りが
愛しくて恋しくて

醒めるのならどうか
誰の手も届かぬ場所で


髪を撫でるその吐息を
時の切なさに重ね合わせ
届かなくても
全ての想いには
意味があることを知る

2006/09/02 (Sat)

[240] 秋空
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風ももぅ秋のにおい
きっとこの高い空の下何処か
君もあたしと同じようにこの風を感じているんだろう

この秋空の彼方、
遙か見渡せる望遠鏡があったとしたら

あたしは君と見た世界を探してしまうでしょう


まっすぐな瞳が愛しくて
空を見上げるフリをしては

少し背伸びをしたりして
君は気づいていたのかな

どうか大好きな君
あの頃のように
この小さな手を握って
そして まっすぐな瞳にあたしを映して

ねえ、もぅ空はこんなに高いのに

見上げたって君はもう居ないんだね


こんなに世界はまばゆいのに
あたしだけあの景色の中に取り残された気がして

振り向けば
町は次の季節の足音を響かせているのに

あたしはしゃがみこんで
泣き叫ぶことも出来ないまま


どうか大好きな君
あの時のままに
この髪を撫でてそして

まっすぐな瞳にあたしを映して

空の青さにさえ目を背なければならなかったのは
壊れていく世界を
守りたくて


どうか大好きな君
あの頃のように
この小さな手を握って
そして
まっすぐな瞳にあたしを映して

2006/08/31 (Thu)

[239] プレイセラピー
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長い針と短い針は
睨みつけても怯まない


足首の動きを見かね
あたしの躰で
軽快に遊び始める


白濁していく
躰と瞳

溺れる者は
藁をも掴む


冷めた言葉を
引っ張りだして

もっともっとと
欲してみたり

黒い瞳のもっと奥
あたしの色で
汚してみたい


次のステップ
いち早く踏み始め

あたしはまだ
目を覚まさず


長い針と短い針を
愛を纏って寄せ返す

2006/08/10 (Thu)

[238] ミミズ腫れ
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腹が痛いと嘆いては
花火の後にも近づけず
たった一度きり
夢を見せてくれるならば
ねぇ
あたしを一番
幸せにしてよ


この指が壊れる頃
貴方の指で壊される


滴る水は愛の水
吐息は上手く
交じるかしら?

焦ったって
いつも
見えるのは偽りだけ

手首が痛い
長く紅いミミズのよう


ミミズとは違う頬の赤みを
貴方は大変に愛しく思って

口づけは
一度じゃ足りないの

夜は長いようで
あっとゆーまに
二人を喰らう


シーツのシワも
濡らしたシミも


口走るのは
同じ呪文

ほーらほら
ここまでおいで


猿ぐつわも目隠しも
あたしにはまだ
必要みたいだ


夏の終わりの
線香花火


あたしは今年も
ミミズ腫れ

2006/08/10 (Thu)

[237] 飼育小屋
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1から
2に行くのは簡単


そぅ言って
痣を圧す

膿を溜め込んで
肥大した心

患っても患っても
痛いと言わない
もんだから


何も見えなくなるんだ

枷を外しても
外の世界を
知らない君は



この左目の視界を
どうか無くしてと


僕に乞うだろう

2006/08/04 (Fri)

[236] slowpace
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叶うことのない願いも手の届かない世界も
もぅ嘆きたくはない

貴方と居られること
それだけ他に何があるの?
愛し愛される事に
理由なんて要らない
今貴方と同じトキを生きてる
それが私だから

slowpaceなトキを感じて
笑顔を増やしていきたい誰にも作れない世界で
透明なままの
私を見ていてね

2006/07/23 (Sun)

[235] あい。
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あいってゆーのゎね
だれでももってる
まほーのきもち

2006/06/18 (Sun)

[234] メッセージ。
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ちゃんと言わないと
伝わんない。
大切なことを伝えるために
人はことばを持つんだよ。
だって何も要らないなんて
強がりで寂しいだけ。

2006/06/18 (Sun)

[233] 言い訳。
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結局それしか
できなくても
誰にも否定は
してほしくない
精一杯
君を愛してたことまで
否定されているみたいで嫌
誰にも解ってもらえなくたっていい
君にも解ってもらえないかもしれないって
だけど別に構わないことを
あたしは
言い訳の様に唱えてる。

2006/06/18 (Sun)

[232] 別れ。
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いつだってあたしは信じることができなかった
心や躰は呼応するのに、いつも一歩引いた場所から冷めた目で別ればかりに手をかざしてた。

2006/06/18 (Sun)
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