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今は音なんか無い
この景色に
あたしはどんな思い出を
描くの?
こんなくだらない世界なら
あたしから見切りを付けて
新しい思い出を描くわ、と
あなたにもあたし自身にも
バカの一つ覚えのように
言い聞かせて
今は音なんか無い
この景色にも
あたしは綺麗に色を付けて
あたしの空に飾る
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あの頃君と見た景色は
私にはもう眩しすぎる
なのに
どの記憶の中にでも
君の影を探す
許されないのかもしれない
なら私は何も要らない
君が居なくて
君が居なくて
見つけられなくて
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よく体を壊す私は
ベッドの中でも
君の事ばかり考えています
君は今何処で
何を思って
何をしているの
誰と?
私の季節は
まだ止まっています
君と居た季節で
ピタリと動く気配もなく
私の体温は
まだ君と一緒です
君と繋いだ手の
ぬくもりのまま
上がりも下がりもせず
お願い
眠らせて
私を眠らせて
今日も私は
ベッドに一人体を横たえ
想っています
君を…
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この季節
この時間
この瞬間を
この世界にたった一人の
あなたと過ごせる事
誰よりも何よりも
誇りに思うよ
この世界にたった一人
巡り合えた奇跡に…
この世界に
たった一人の私
同じ世界でたった一人の
あなたに出逢えた事に…
今…涙してる
もう泣かないで
君はそういって
私の髪を撫でた
風が私の髪を撫でるのと
同じぐらいに優しく
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今すぐ会いたい
二人の気持ちは一緒なのに
それは叶わない
会いたいよ
会いたいよ
あなたが居ないと
時間はすごくゆっくり
ヤダよそんなの。
早く会いたいよ
今すぐに会いたいよ
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駅のホーム
ふと立ち止まり
はっとする
人込みに
立ち尽くすあたしは
とても切なくて
何だか情けなくて
出来るならその場で
泣いてしまいたくて
こんな思いをするなら
いっそスッキリ忘れたいのに…
駅のホーム
ふと立ち止まり
はっとする
君のが好きだった香りが
君の身に付けてた香りが
君を忘れさせてくれないの
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あたしが君に
涙を見せるのは
弱いからでも
悲しいからでもなくて
そっと抱き締めてくれる
君の腕が
いつもより
ずっと暖かいから
それを知っていて
泣くあたしはズルイ。
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月を見てる
今は一人
今
君はこの月を
誰と見てるのでしょう
あたし以外の
あなたの愛しい人
伝えたい事が多すぎて
伝えたい事が多すぎて
あたしはこの月を見ながら
何度泣いたの
伝えたいのに
声も届かないのに
あたしはまた
月を見ては
泣くのでしょう
時があたしを
連れ去ってしまっても
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何となく
空を見上げたら
真っ青な空
ふぁふぁと白い雲
何もかも
どーでも良くなって
今急いで自転車を走らせ
懸命にバイトに向かって焦っている居る自分が
すごくちっぽけに思えた
蟻の巣に
水を入れて遊んだ幼少期
残酷なことを
面白がって
青い空
白い雲
蟻の巣
遅刻をしたら
「蟻の巣に水を入れて遊んでました」と言おう
なぁんて