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luaの部屋


[169] MELLOW RAIN
詩人:lua [投票][編集]

地面に落ちる雫の粒を
愛しく感じるのは
今がなんだか幸せだから

懐かしいのは雨の匂い
いつか見た傘の下から覗く景色
ぷちぷち咲いた紫陽花
曇り空によく似合う

すぐに水溜まりの心
泣き虫のあたしを
探してくれたのは
あなたでした

ときどき
怒ってくれました

困らせてごめん
たくさんのワガママも

いつもいつまでも
この気持ち、ずっとね
涙の雨じゃなく愛しさの雨を
この歌に乗せて降らせましょう、あなたに
雨は止まずに溢れて
あたしの声が枯れて歌にならなくなったら
笑顔で呼ぶわ
あなたの名前

夕闇が怖い夜には
一緒に寝てしまえばいい
夢の中でもきっと
出逢えると信じてる

いつかあなたの名前も
呼べなくなって
あたしはとても悲しくなって
冷たい雨が降り続いて
傘もさせなくなって…
けれどあたしは前を向けると
…ねぇ誓うよ

いつもいつまでも
この気持ち、ずっとね
憂いの雨じゃなく優しさの雨を
この歌に乗せて降らせましょう、あなたに
雨は止まずに溢れて
あたしの声が枯れて声にならなくなっても

離さないでいてね
MELLOW RAIN

2005/05/24 (Tue)

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