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luaの部屋


[217] 蒼い月
詩人:lua [投票][編集]

目に見えないものを
信じてみる
そこから
遠い記憶に遡る

呼吸さえ許されない
こんな小さな箱の中で
貴方は一体
何を私に望めと言うの

あの蒼い月の満ち欠けを
あと幾つ数えたら
貴方に辿り着けるだろう

繰り返される記憶の中で
いつも誰よりも
貴方を探している
貴方を見つめている

この体がいつか
枯れ果てても

何よりも忘れたくはない
貴方の微笑みを

2006/01/04 (Wed)

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