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egneverの部屋


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詩人:egnever [投票][編集]

ダンススタジオで出会ったその女の子はただの人ではなかった
長い髪 目 鼻からつま先までどれをとっても魅力的だった
彼女はベリー・メイクと名乗り僕に近づいた
考えられること、疑うべきことはたくさんあるが
あの時は体が勝手に反応したんだ


あの子は危険な香りがする ベリー・メイクは危険な女さ
どうしてそういうの?危険だって?肌にトゲでも生えてるの?


彼女に近づくと甘い蜜の香りがした ささやく吐息
僕はもうだめだったこの世の奇跡を見た気がした
まさにそこにいるんだ この世の奇跡が

みんな彼女のダンスの相手をすること羨ましがっていたが
1歩引いた目で見るようになったに違いない
魔性の女とささやかれていたわけだから


あの子は危険な香りがする ベリー・メイクは危険な女さ
どうしてそういうの?危険だって?肌にトゲでも生えてるの?


彼女は甘い言葉を並べるだけで魔法にできた
彼女が怖いと飛びつけばみんなその気になってしまう
そして心の準備もままならぬまま 僕をホテルの部屋へと誘った

2ヶ月まえ彼女との連絡が途絶えた 必死になってさがしたけど
世界はあまりに広くてみつからなかった
昨日になってばったり偶然なのか出会ったよ ベリー、どうしていたのという間もなく
彼女は1枚の写真を僕に突きつけた


あの子は危険な香りがする ベリー・メイクは危険な女さ
どうしてそういうの?危険だって?肌にトゲでも生えてるの?


確かに目元はそっくりだけど違うこの子は僕の子供ではない 
しかし365日24時間法律は彼女の見方だった
何が言いたいかって何をするにも注意して行動することさ
ベリー・メイク君は本当に魔性の女だったんだね

あの子は危険な香りがする ベリー・メイクは危険な女さ
どうしてそういうの?危険だって?肌にトゲでも生えてるの?

2007/12/23 (Sun)

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