散らばる瞬間は
鮮やかに
まるで何かが弾けた様にバラバラになる
このパズル

たった一個ピースが足りなかったの
順調に最後まで作り上げたのに
最後の１ピースが
綺麗に合わないの



これが恋だというのなら
おかしな話ね



隣で笑うカレ
その隣で笑うキミ
普通の
在り来たりな
普段の風景
打ち砕かれた
誤魔化して来たピースはバラバラと崩れ
残ったのはキミへの想い
こんな私はワルイコですか？



気づいた時には
手遅れなパズル
部屋に散らばる鮮やかなピース達を
掌で掬ってはまた落とす

これまで順調だったの
カレへの想いは確かだった
なのに
振り返れば
目を閉じれば
浮かぶキミの表情



これが恋だというのなら
おかしな話ね


隣で笑うカレ
その隣で笑うキミ
いつもの昼休み
いつものベンチで
普段の風景は今にも崩れ落ちそう
それでも私は完璧な笑顔でピースを探す



散らばるパズル
鮮やかに
彩られたイママデを
この想いは一瞬で壊してしまった




隣で笑うカレ
その隣で笑うキミ
普通の
在り来たりな
普段の風景
打ち砕かれた
誤魔化して来たピースはバラバラと崩れ

残ったのはキミへの想い

君が突然消えた日からもう一週間経つね
あの日すごく思った事
君が消えたのに空は眩し過ぎるほどのアオゾラ

笑ってるの？
泣いているの？
教えて

冷たくなった君の体を撫でながら



君が消えても街も何も空でさえ変わらない程普通で
涙枯れるまで泣いた
あの日のアオゾラ

見つけた
気がした
心貫いた
気づいてしまった
気づかないフリしてた


ねぇ
こんなコトってアリ？



気づけばもう
春の予感陽射し漂う寒い午後
消えてしまう
夕陽をただ見ていた

響く音楽は
アナタを想うモノ？
それともカレを想うモノ？



見つけてしまった
気づいてしまった
恋だと確信するまでに
そう時間は掛からない
誰か叱ってよ
誰か打ってよ
間違いを犯す瞬間

笑うことが苦手な私は
もしかしたら貴方を傷つけてしまっているかもしれない

会いたい
そう思っても
素直に
上手に伝えられなくて


大きな手が好きだよ
優しい瞳が好きだよ
きっと
貴方の前じゃ素直に言えないから
歌にして


この声が届きますように…



泣くことが苦手な私は
貴方の前ではいつも強気でいる


抱きしめて欲しい
そう言えたら
素直に
上手に
甘えられたら



綺麗な声が好きだよ
貴方の全部が大好きだよ
不器用にでもなんとか
伝えたくて
歌にして

この声が届きますように…

声を張り上げ叫んだ

静けさが漂う
真夜中

誰かに気づいて欲しかった
貴方に
気づいて欲しかった



エガオデイナサイ。
母の言葉
ツヨクアリナサイ。
父の言葉

押し込まれた箱の中
完璧な私

息苦しいと訴える胸を無視してグルグル回る日常
無意識に涙が溢れる



気付いて欲しかった
知って欲しかった
こんなに弱い子だよ？
こんなに泣くんだよ？
誰より一番
貴方に知って欲しかった貴方に受け止めて欲しかった

降り続く
白い羽
頬に落ち涙と変わる
声は枯れ
貴方を呼ぶことさえ
許されない



このまま時が過ぎたら
私はもう歌う事は出来ないだろう
静かに舞い落ちる柔らかな雪
唇に落ちて貴方の温もりさえ奪って行く



降り続く
白い羽
頬に落ち涙と変わる
声は枯れ
貴方を呼ぶことさえ
許されない


貴方を呼ぶことさえ
貴方の温もりを留めておくことさえ
許されない


──残酷ナ冷タイ雪

アナタはいつも笑って
アタシの手を引いて歩く
寒い日でも雨の日でもお構いなし
途中躓くアタシをからかい引っ張って行く



いつの間にか夕暮れ
近づくオレンジのヒカリ
繋いだ手を柔らかく包み込む
明日も明後日も
こんな風に
笑い合ってたい☆



アナタはいつも笑って
アタシを抱きしめる

散歩の途中買ったミルクティの香り
空が灰色からオレンジに変わる瞬間


いつもの夕暮れ
溶けるオレンジのヒカリ
反射して輝く銀色のリング
来年も再来年も
こんな風に
愛し合ってたい☆


オレンジのヒカリ☆