目の前には黒 紺 灰色の世界が広がっている何故赤はいけないの?何故緑はいけないの?何故紫はいけないの?まだ未熟な私はそう問いたくなる。しかし、私も数年後黒や紺や灰色のスーツを着て電車に揺られているだろうその時、私は自分が出した疑問に答えられているだろうか?それはまだ分からないけれど忙しさに負けてなんの感情も沸かない疑問ももたない大人にはなりたくはないそう思いながらまた今日も笑顔が見えない車両に乗り込む...
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