詩人:メイ | [投票][編集] |
思えば自分もそうだった
作り笑いの裏には
嫌悪や憎悪が満ち満ちて
建前と本音に板挟み
様々な汚点を見て見ぬ
ふりするくせに
倫理と正義を語って
相談に乗れば乗ったで
ウマイ故事やことわざ
引っ張りだして
納得されたら優越感
いつだって
正しくありたくて
いつだって
良く見られたくて
利他主義を振りかざす
ように見せといて
結局腹黒自己中心
それらは理想を
追い求め過ぎた結果か
それともやっと本質に
気付いただけなのか
『僕は何だ?』
『何が僕だ?』
『どれが僕だ?』
『誰が僕だ?』
エンドレスな自問自答
そのとき鏡の中のヤツが
口を開いた
『円周率は「3」』だって