詩人:咲桜 | [投票][編集] |
華咲き薫
紅花弁唇に
熱い接吻(くちづけ)貴方の心 横恋慕
瞳おびれに
秘め事織り成す
夜毎の囁き 燃える肌
宵世の闇は
男と女
満月満たす輝(ひかり)の中で
結んで開いて
快楽紡ぐ
本能沸きい出る泉
狂い浸って果てるまで…
詩人:咲桜 | [投票][編集] |
七色虹む輝きに
羽根を靡かせ虹陽蝶
光の華園戯れて
天空奏でる詩を聴く
花から花へと舞移り
陽気なほほ笑み
魅せましょう
虹より零れる純水が
私の羽根色輝き紡ぐ
蕾が膨らむ時を待ち
貴方の頬に
キスしてみよう
甘い陽光
降り注ぐ中
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華舞う宵に
貴方に抱かれ
華舞う様に
肌染めて
こひうたひとつ
こひうたひとつ
甘い吐息 狂おしく
淫らに輝く 下弦の雫
さやかなる泉
私の心よ
つまびいて
つまびいて
闇の静寂(しじま)に熔けてゆく
こひうたひとつ
こひうたひとつ
夜毎奏でる
こひうたひとつ
詩人:咲桜 | [投票][編集] |
私は蘭
薔薇よりも
カトレアよりも
美しい
妖艶気高く誇り咲く
私に触れていいのは
貴方だけ
私に膝まつきなさい
私が欲しいと恋なさい
野獣の瞳で射るように
私に 狂え
自由にしてよ
熱狂夜に燃え上がる肌
一糸纏わず貴方奏でる私の体
うち震え陶酔の中
貴方に溺れ
花びら散らす
私は蘭
さぁ 私を
オトシナサイ
ウバイナサイ
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瞳がみている
ただ真っ直ぐに
僕を見つめている
その大きな瞳で…
悲哀に満ちた瞳の奥
二人最後の夜…
明日になれば
さよなら
愛しい人よ
幾度も君に接吻(くちづけ)を…
夜明けを迎えるその時まで
君を胸に抱き締めて
瞳絡ませ語り合おう
一分一秒逃さずに
悲しい瞳を
溶かすまで…
愛しい人…
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ここは 熱砂の浜
夏の海
陽光降り注ぐ水面(みなも)
照り返す煌めき飛沫
瞳閉じても
遮れなくて
遠くに浮かぶ陽炎に
目眩がする
心…熱い
夏に負けない燃える紅(あか)
貴方の首筋光る汗
男を感じる…
意識と平静
微妙な狭間で胸が鳴る
通り過ぎる風が囁く
この夏の 恋の予感
運命の輪が
回りはじめた
絡みあう瞬間に
心 射る…
灼熱のまなざしと共に
この夏…