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咲桜の部屋


[10] ロマンスの予感
詩人:咲桜 [投票][編集]

木枯し吹くには早いけど
見上げて見れば 秋の空

ボルドー色には早いけど
温もり恋しい 心は秋


季節は巡る
私も巡る

時は流れ
いろんな出来事 想い出に

遠き過去は色褪せて
今 目に映るのは 鮮やかに


冬が来る前に
(足踏み聞こえる前に)

秋が終わらぬうちに
(私の心隠さずに)


勇気を出して
トキメキのニュアンス
貴方の胸から 奪いたい


暑い夏の風が
肌寒い微妙な秋の風に
バトンタッチするように
私の背中を 押してくる


明日 貴方に逢ったら

真っ直ぐにその目を見つめて

照れ隠しなんかしないで

頬が真っ赤に染まっても

心 自由に

羽ばたくわ


恋しいのは
貴方の温もり



季節は秋
ロマンスの欠片
手に入れた

2003/11/09 (Sun)

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