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咲桜の部屋


[37] 空へ
詩人:咲桜 [投票][編集]

午前零時




月明かりのない暗がりの中
私という 命を燈す

絡み合う赤と青の炎
螺旋となって昇る


あの宇宙の向こうまで
この夢の向こうまで

この暗がりは
心の空間


両手広げて 優雅に流れ
春の夜風に 肌をまかせる




命の火は 私の火は








私はウタをウタえてますか?
私はうまく踊れていますか?

手探りの中掴んだモノは
記憶の中に舞うサクラ花

手のひらに







もうすぐ夜が明ける




2003/11/12 (Wed)

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