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mermaidの部屋


[29] 夜空
詩人:mermaid [投票][編集]

君が涙を流しても

君が凍える夜を過ごしても

君を抱きしめてあげることができない


旅立ったわたしは
方向さえ見失って
戻る道さえ忘れて

差し出された手は
君の手じゃなくて
その手に導かれて
今ここに立ってる


笑顔の君や
涙顔の君が
頭に浮かんでは

夜空を眺めて
君を探す

君との思い出を飾った夜空は

君の隣で見上げてた時よりも
ぼやけて輝きを増すだけで
君への道を導いてなんかくれない

2004/12/15 (Wed)

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