詩人:六日の菖蒲 | [投票][編集] |
いつも使っているコップは小さくて
何度も何度も酌まなきゃいけない
最初は満たされてたけど
次第に飲む度に思うようになってた、面倒だなって
だから新しいコップにしたんだ
便利だと思った。一回で自分を満たしてくれるから
でもすぐにそのコップ、落として割っちゃったんだ
前のコップ捨てちゃったし
僕のコップ、無くなったよ
ごめんねお母さん。
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弾かれても
弾かれても
降り続ける雨
弾かれても
弾かれても
止むことを知らない
気がつけば
地は雨水
決まっていつも雨の日だった
君に告白するのは
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木
一見、ただ突っ立ってるだけの長物
だが実際は生き物達を支えている
今は無意味だと思われても
今は邪魔だと伐り倒されても
いつか必要にされる日が来る
だから今はこれでいい
表舞台に立つ奴らが
気づくその日まで
今し方想っていよう
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ビューっと音を鳴らし
風は存在意義を求める
自由は無い
自由という鎖に拘束され
不自由している
何のために吹いてるのか
悲しさ?悪戯?
勝手な概念は嵐を喚び
決めつけは災害をもたらす
全ての思惑を捨て去り
純粋に風を感じ取れば
あなたにとって
特別な風になるかもしれない
ビュー、ビュー
ビュー、ビュー
ビュー、ビュー
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イガイガボール
気持ちで膨らむ
イガイガボール
あちこち跳ねまわり
なにが起こるか分からない
イガイガボール
相手に届くまで
随分時間がかかりそう
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雨の日が好きです
屋根に突き刺さる雨音
何もかも流してくれる感じの
雨の日が好きです
呆然と立ち尽くす
ただ呆然と
傘もささずに
雨の日が好きです
屋根に突き刺さる雨音
何もかも流してくれる感じの
雨の日が好きです
別れ間際のカップルを見ました
それでもまだ、カップルです