詩人:巳年生まれ | [投票][編集] |
無国籍の被告席
うざい無罪に見守られ
幼稚な写生を促して
槌を一発 多目的
えもいわれぬ ものいわぬ
いわくつきでも げに、無碍に出来ぬ
たんぱく質
彼奴は粗を探す旅に出た
ブラックレイン もう戻りやしないさ
エレクトロ裁判
エレキテル階段
13段上がって12段下がる
エレクトロ裁判
エレキテル毎晩
椅子に腰掛けエレクトロ断罪
イマジネイション
妄想するサイバー・イン・サイバー
デ・リケイション
とらわれの身はトラウマの実に
そして種に
そして種に
ふたりのエレジスト 更にギルティ
エレクトロ裁判
エレキテル階段
13段上がって12段下がる
エレクトロ裁判
エレキテル毎晩
椅子に腰掛けエレクトロ断罪
エレクトロ裁判
エレキテル階段
13段上がって12段下がる
エレクトロ裁判
エレキテル毎晩
椅子に腰掛けエレクトロ断罪
無実の果実 かじったとしても
そいつはしょせん更正止まりさ
無実の果実 かじったとしても
数多のエレジスト 更にギルティ
そしてギルティ
そしてギルティ
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もしかしたらきみは
こんなかなしいところに
居たくはなかったのかい
もしかしたらきみは
こんなさびしいこころを
見たくはなかったのかい
もしかしたらきみは
こんなわびしいところに
来たくはなかったのかい
もしかしたらきみは
こんなやましいこころを
見たくはなかったのかい
此処に餃子がひとつある
きみのぶんの餃子だよ
はやく帰ってこなけりゃ
ぼくの餃子になるんだよ
はやく帰ってこなけりゃ
ぼくは餃子を食べるだろう
はやく帰ってこなけりゃ……
きみのためだけに
とっておいた餃子
焦げ目が少しついた
きみのためだけの餃子
餃子は今も
鉄の上で泣いている
きみは今
何の上で笑っているの?
ぼくのためだけに
出て行ってしまったきみ
なみだが少し出た
ぼくのためだけのきみ
ぼくは今も
鉄の上で泣いている
きみはどこで
何の上で笑っているの?
きみが居ないその日から
しばし皮に閉じこもった
きみのためだけの餃子が
耐えきれずに腐り始めた
嗚呼 王手だ
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緊張感が走る
全速力で走る
裸足で逃げ出す哲学
たどりつけない楼閣
奴は未確認セクター
奴は触覚持ったインセクター
待ったなしの真剣勝負
これはただただ戦争さ
トリブル・フライヤー
テリブル・フレイバー
ああ なんて邪魔な
どうやら膠着状態だ
カラフル・プレイヤー
空から降る星達に
別れを告げてきたぜ
私達の間に和解は
ありやしないのだ
言葉の二文字すら
要りやしないのだから
ブラック・デストロイヤーーー
よく見たら茶色のくせに
ブラック・マスクド・ライダーーー
お前に『BLACK』は 似合わない
ブラック・ラストオーダーーー
くちにもしたくないから
ブラック・マスクド・ライアーーー
トゥエルブベイダーは 死の香り
夜が更ける…
胸がさわぐ…
「これで終わりだと 思うなよ」
一連星いたとしたら
既に三十連星なのか?
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愛とは人間だろう?
これだけ人が居て
何故同じような愛ばかり
集まってくるのだろうね
私の愛は
人の為にある愛じゃない
誰にも何にも伝わらない
だから無意味だって言うのかい
それはあまりに残酷で
一方的な 愛だよ
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ドアをあけて
カギをかけて
一歩踏み出していったきみ
ドアをしめて
カギをぬいて
一歩踏み出していったきり
今や見る影もないのさ
せっかく きれいな夕陽なのに
伸びる影すら見つからないのだ
恐らく彼女は 遠い世界の
それこそロンドンにでも 行ったのだろう
恐らく赤色の かっこいい車の
キャデラックでも 乗り付けてったのだろう
たまには手紙も欲しいね……
私生活が 苦しくなりつつあるのは
財布がないせいじゃないのだろう
私生活が 苦しくなりつつあるのは
野菜を食べないせいじゃないのだろう
私生活が 苦しくなりつつあるのは
文字を書かないせいじゃないのだろう
私生活が 苦しくなりつつあるのは
彼女のせいじゃないのだろう
私生活が 苦しくなりつつあるのは
誰かが楽をしてるからなのだ
誰かが
名も知らぬ誰かが
ちゃんと夜に帰ってるからだろう
ちゃんとご飯を食べるからだろう
健康体だから なのだろう
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つかれた体閉じる角膜
崩れ去るよな砂の楼閣
光あつめて放って散策
先手必勝ゆえひと段落
零:零の隙間に逃げ込むウサギ追い込み捕ってしまい疑われる人格
最悪その場にぽつんと居座る無抵抗なネズミを食べる程度には知覚
うやむやになった昔の思い出を引っ張り出しては眺めてしまい堕落
デジタル化してた三時頃に目を覚ましぴったりに止めて起きる計画
決まりきらず闊歩して道楽
無くしてみても無情な気楽
宇宙に行くとまた違うらしいけど
恐らくこの先無関係だとも思う
他人が作ったものに文句を付ける
他人も居ないようなこの場所で
論破されるまで待つ間隔
腕に巻いてでも知る緊縛
ガラス越しに。
砂の流れるさまを無我夢中にて追った
追うも追われるも区別がつかないので
蒸せる
しかし時と場合による。
セピア色でも何でもいい
昔のことはどうでもいい
じゃあ何のために生きるです?
それは針を見るより明らかです
現す頭角 続けて継続
曖昧なまま終われ短絡
落ちる所まで落ちて降格
何か埋もれて損する性格
心機一転つり上げた口角
未だ昼前でちょっと困惑
宇宙に行くとまた違うらしいけど
恐らくこの先無関係だとも思う
他人が作ったものに文句を付ける
他人も居ないようなこの場所で
論破されるまで待つ間隔
腕に巻いてでも知る緊縛
ガラス越しに。
裸足で逃げるウサギの知的財産
それは換金が可能なのですか?
蒸せる
時と場合による。
では問題
大なり小なり数多くの事件を解決してきたと言われるものは何?
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泣きたい時に
泣ける人になりたいね
穴があるなら
入ってみたくもなるさ
たまには
なぐりあって
なぐさめあってみたい
かなぐり捨てて
助けあってみたい
傷だって なめあうだろう
きほんてきに よわいんだ
それで具合良くなるんなら
そうした方がいいんだろう
はずかしくはないよ
へったくれだって
ふえてくれないし
のんだくれなんて
無いものねだるし
おまけに夢も見る
とても不安なんだ
そんな生き方は もう……
人生 まだ まだまだまだ
とおくけわしい でこぼこ道
人生 まだ まだまだまだ
山あり谷あり 障子に目あり
人生 まだ まだまだまだ
回転ずしでも うれしい限り
人生 まだ まだまだまだ
まだまだ まだまだまだ
空を自由に飛びまわりたいな
むりだけど
イタリアンふんぱつしたいな
むりだけど
好きな子に会っていきたいな
むりだけど
はらじゅくで服を買いたいな
黒人にからまれたけど
来年のエイプリルフールにむけて
今から ウソつく
れんしゅうでもしようか
傷つきたくないし
ウソもつきたくないけど
人生 まだ まだまだまだ
とおくけわしい でこぼこ道
人生 まだ まだまだまだ
山あり谷あり 障子に目あり
人生 まだ まだまだまだ
回転ずしでも うれしい限り
人生 まだ まだまだまだ
まだまだ まだまだまだ
とても不安なんだ
こんな生き方は もう……
でも仕方ないんだ
そんな生き方 でも……
一応 人なみに、しあわせだから
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けむくじゃらな
緑色のひつじは
いつものんびり
いつものんびり
おんなじ色をした
緑色の草を食べる
まいにち食べるよ
まいにち食べるよ
周りに誰も居ないから
カイテキだって言うんだ
さみしいね さみしいね
こわいおおかみですら
怪しんでおそわないんだ
うれしいね うれしいね
今日もひとりで
野原にひとりで
一面、みどりのなかで
まったりのんびり
ゆっくりふとるよ
マリモみたいな
けだまがおちた
けむくじゃらな
緑色のひつじは
いつもまったり
いつもまったり
おんなじ色をした
緑色の草を食べる
もぐもぐ食べるよ
もぐもぐ食べるよ
周りに誰も居ないから
カイテキだって言うんだ
うれしいね うれしいね
こわいおおかみですら
怪しんでおそわないんだ
さみしいね さみしいね
今日もひとりで
やはりひとりで
一面、みどりのなかで
すっかりのんびり
たっぷりふとるよ
マリモみたいな
けだまがおちた
今日もひとりで
いつもひとりで
草が枯れて尽きるまで
ぐったりしぬまで
ゆったり食べるよ
マリモみたいな
けだまがおちた
マリモみたいな
フンをした
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それは人間のかたまりではなく
わたしやあなたの、視線と視線
感情 思考 人間 動物
みんな絡み合っていく
ぜんぶ気持ちいいもの
他者の闇を覗く背徳は、つまり
甘い蜜のような道徳でもなく
自身が光だと思っているのなら
それはそれで単なる笑い話で
白と黒とが存在すると言う
証明でしかなくって
人間が息づいていると言う
日常でしかなくって
知的生命体の中にある
意外な一面を垣間見ると
シンパシーを感じるし
時にジェラシー渦巻くの
でも別に、そんなの
どうでもいいことで
わたしは気楽に生きていくし
あなたも何だか生きている
たまには必死で生きていくし
あなたもたぶん生きている
少なくともわたしは
死なないようにしてる
ネットワークの網目模様
わたしの中にいるんだよ
ハートマークの空色模様
わたしは外にいるんだよ
いつもあなたに
見られているよ
いつもあなたを
見ているんだよ
ケミカルカラフルな配線と
シニカルサブカルな生物が
すっかりもつれた檻を文字に変えたら
そこには、みんながだいすきな動物園