詩人:巳年生まれ | [投票][得票][編集] |
それは人間のかたまりではなく
わたしやあなたの、視線と視線
感情 思考 人間 動物
みんな絡み合っていく
ぜんぶ気持ちいいもの
他者の闇を覗く背徳は、つまり
甘い蜜のような道徳でもなく
自身が光だと思っているのなら
それはそれで単なる笑い話で
白と黒とが存在すると言う
証明でしかなくって
人間が息づいていると言う
日常でしかなくって
知的生命体の中にある
意外な一面を垣間見ると
シンパシーを感じるし
時にジェラシー渦巻くの
でも別に、そんなの
どうでもいいことで
わたしは気楽に生きていくし
あなたも何だか生きている
たまには必死で生きていくし
あなたもたぶん生きている
少なくともわたしは
死なないようにしてる
ネットワークの網目模様
わたしの中にいるんだよ
ハートマークの空色模様
わたしは外にいるんだよ
いつもあなたに
見られているよ
いつもあなたを
見ているんだよ
ケミカルカラフルな配線と
シニカルサブカルな生物が
すっかりもつれた檻を文字に変えたら
そこには、みんながだいすきな動物園