ホーム > 詩人の部屋 > 右色の部屋 > 底辺の聖者:ストーリィー

右色の部屋


[164198] 底辺の聖者:ストーリィー
詩人:右色 [投票][編集]

いわゆる「問題」というものは
常々目の前にブラ下がる腐ったニンジンのようなものでいて
いざ取り除こうと手を伸ばせば
はるか遠く
腕は短い

ならばこそ
足を進める意味があるのだし
ならばこそ
意味のない歩みなどない

今すぐに解決すべきは
目の前の問題ではない

解決すべきは
足どりも重くし
目を曇らせる
親友のような弱き心だ

強くあれ

過去と未来
そして現在の自分のために

強くあれ

すでに出会った
そしてこれから出会う人のために

2011/01/12 (Wed)

前頁] [右色の部屋] [次頁]

- 詩人の部屋 -