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右色の部屋


[41] 仲間想い:前ノ木 小虎(ことら
詩人:右色 [投票][編集]

よく人との繋がりを『線』に例えるけど

実はそういう『線』って
全部ひっくるめて一本なんだと思う

誰かと自分の間にそれぞれ別な『線』があるんじゃなくて
長い長い一本の線があるんだと思う

だって
誰かと強く繋がろうとすると
その分を他から『線』を手繰り寄せなくちゃいけなくなるから
他の誰かは
あるのかどうかも分からない
糸みたいな細い『線』になってゆく

とても寂しいことだし、恐いことだ

だからと言って
簡単に自分と誰かの線を切ると
その分だけ短くなって
とても窮屈な思いをする

本当は出会ったすべての人と
強く繋がりたい

その理由は分からないけど
僕の線の長さはだいたい決まっている
だから
悔しいけど選択して
要らない理由で結んで、繋がっている

だからこそ
僕は僕に繋がる『線』をとても大切にしていきたいんだ

うん
そうだね

僕は「友達」や「親友」や「仲間」

そういう言葉を使う時

こういう想いで言っている




2007/07/15 (Sun)

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