ホーム > 詩人の部屋 > 右色の部屋 > 太陽を睨む少年:メギルチルチル

右色の部屋


[44] 太陽を睨む少年:メギルチルチル
詩人:右色 [投票][得票][編集]

太陽が直視できない

だから昼間は嫌いなんだ

何もかもがよく見えすぎる

そのせいで
見たいものも
言いたいことも
見落としてしまう

本当はもう少し後ろに下がって
空から出発して
ゆっくりと見落とした物 探してみたいけど


いつだって太陽が邪魔するんだ



出来ないのか
やらないのか

そんな有名無実の懐疑に
囚われているわけじゃなく

どうも昼間はうまくいかない
目もよく見えなければ
舌も回らない

そのくせ
昼間にしか
見たいものも
会いたい人も出てこない

やっぱりね

だいたい全部
太陽が悪いんだと

そう
おもう

2007/07/23 (Mon)

前頁] [右色の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -