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右色の部屋


[66] マシニスト:メグルカイナ
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――ただ一つの機能をもった

そんな、機械になりたい――



崩れぬ確信をパーツに組上げられた

不滅の心臓で

淡々と情熱をリズムする



人形でいいなら人形でいい

この場合、意思など無価値だ

ただ前に歩ける足だけを付けてくれ



完成したら

森へ行く

そこで沈黙するために


ただ一つの機能を必要をする

誰かを待つ為に


しかして


沈黙は


まだ遠い

2007/10/28 (Sun)

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