見上げれば 透き通るような青空 どこまでも広がっていて 地面には 眩しいくらいの草原 端から端までを覆っている 僕はその隙間から 少しだけ顔を出す細い砂利道を なぞるように歩いている そしていつか 丸太できた小さな小屋が見えてくるんだ 僕は知っている このドアを開けようとする時 あなたが後ろから抱きついてくることを
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